相続・贈与に関わるお悩みを詳しく解説。
- 失踪宣告とはなんですか?
生死不明の者がいる場合には、利害関係者(その者の推定相続人など)が家庭裁判所に失踪宣告を求める申立てをすることが可能です。申立てがあった際には、家庭裁判所は一定期間(普通失踪6ヶ月以上、特別失踪2ヶ月以上)官報等で公告し
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- 同時死亡とはなんですか?
同時死亡とは、同じ事故で一度に数人が亡くなってしまった場合に民法上でその数人は同時に亡くなったと推定されるものです(民法32の2)。その数人の中で誰が何番目に亡くなったかと推定するのは困難なために存在します。同時死亡と推
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- 贈与による所有権移転の時期が分かりません
民法上贈与は、当事者の一方(贈与者)が自分の財産を無償で与える意思表示をし、相手方(受贈者)が受諾することによって成立します(民法549)が、書面によらない贈与については当事者間でいつでも取り消すことが可能なため、履行が
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- 適正な遺留分減殺とは何ですか?
全ての財産を相続人である特定の子供に相続させるという遺言があった際には、最低限度の生活保障という観点から相続人である他の子供には法定相続分の半分の遺留分という権利が認められており、法定相続分の半分までは相続財産を変換して
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- 生命保険金と遺留分減殺請求について分かりません
兄弟姉妹以外の相続人は民法において、法定相続分の2分の1の相続財産を遺留分として遺留分侵害者に対し請求することが可能ですが、民法上は相続人が受取人である生命保険金は受取人の固有の権利であって相続財産にあたらないとする判決
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- 相続人に変動がある際の取り扱いが分かりません
平成元年3月に三兄弟が相続税の期限内申告をおこない(東京高裁平成14年11月27日判決)、そのほぼ1年後の平成2年1月に突然、裁判所の認知判決により相続人である新たな兄弟(認知された子供)が現れました。その三兄弟と認知さ
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- 遺産分割のやり直しについて分かりません
相続における遺産分割は、その分割方法が現物分割や代償分割、もしくは換価分割であるか、またその分割の手続がどのような分割であれ(遺産分割協議や調停、審判による分割)有効に成立すれば問題ないです。しかし、一旦有効に成立した遺
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- 預金の払い戻しと配偶者の税額軽減が分かりません
原則として遺産は遺言や遺産分割によって相続人や関係者に分配されますが、預金などの可分債権は分割されていなくても相続人が法定相続分に応じて取得する権利があるため分割の対象から除かれます(昭和29.4.8、昭和34.6.19
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- 遺言書と異なる分割にはどんなものがありますか?
民法では遺言を放棄することが認められていますが(民法986条①)、これは相続財産には権利だけでなく義務も含まれるので、遺言の自由が原則になると同時に相続を拒否する自由も認められる必要があるためです。遺言と異なった遺産分割
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- 保証債務の履行とは何ですか?
保証人は債権者との間で主たる債務者がその債務を履行しない際にそれを履行する責任を負うこと、これが保証債務であり、もっぱら主たる債務を担保することが目的です。保証債務の履行に該当するケースとしては、保証人・連帯保証人として
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